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ご飯茶碗のギフト

結婚式に、お茶碗をご両親にプレゼントするのが流行っているようです。
あるいは、「還暦を迎えた母にプレゼントしたい」というような申し込みが
このところ増えています。

教室に、そんなメールや電話が入り始めた当初は、
正直言って戸惑いました。

素人がつくったお茶碗で、おいしくご飯がいただけるだろうか?
手にとって使う食器には、熟練した技が必要です。
和食器が世界一と言われる理由は、私たち日本人が食器を手に持って
食事する習慣のせいです。
大きさだけでなく、重さ、バランス、口当たりなど
隅々まで注意を行き渡らせなくてはなりません。

じっさいにアドバイスしながら作ってみて、いろんなことに気付きました。
手順をきちんと守ってもらえば、そこそこのレベルのものができること。

そしてもうひとつ。
プレゼントするのは、器という形をした「気持ち」と「時間」であること。
ありがとうの気持を、形あるものにして渡したいと願う。
大切な人のことを想いながら、お茶碗を作る時間。

そのふたつを、相手に手渡したいのです。
そのことに気付いてから、戸惑いはなくなりました。

指の跡が多少残っても、それはその人にしか残せないサインです。
たとえ少しゆがんでいても、
それは渡したときの会話を弾ませてくれるでしょう。

お茶碗という形になった「気持ちと時間」をプレゼントしてください。
受け取った方に喜んでいただけるよう、しっかりアドバイスします。

写真は、Y.Aさんがお母さんにプレゼントしたお茶碗。

記事提供:津田沼陶芸教室



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