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会員が脳梗塞。そのとき陶芸をしていて良かった!

会員が脳梗塞。そのとき陶芸をしていて良かった!

僕が開いている陶芸教室で、先週会員の一人からこんな話を聞いた。
「じつは、先週教室に来て、その翌日に人間ドックを受けたんです」
そう切り出した彼、60代前半の会員は、話を続けた。

その人間ドッグで脳梗塞が見つかり、すぐに5日間の検査入院をすることになった。
担当医が驚いたそうだ。
「脳梗塞の状態から考えると、手がもっと動かなくなっても不思議ではない状態なのに・・・」
ちゃんと手が動くことを不思議がられたという。
脳梗塞が起きたのは前日と考えられたため、「昨日、手を動かす仕事をなにかされていましたか?」
と担当医は尋ねた。
「陶芸をやっていました」と答えると、「それが良かったんでしょうね」と言われたという。

じつはその当日、彼が釉薬を掛けようとしたときにちょっとした「出来事」があった。
流し掛けした釉薬がボウルを外れて、流しに流れてしまった。
「手が回らないんですよ」
そういう彼に、「へんな言い訳するか!」と言いたいところを飲み込んだ。
不機嫌な顔はしていたと思う。
言い訳ではなくて、ほんとうに手が回らなかったのだ。

それにしても、僕の知らないうちに他人の役に立てたようで、
教室を始めて良かったと思えることがまたひとつ増えた。

「でも手の動きは鈍いし、特に右手は無理に力を入れると、一瞬、指が固まります」
彼は手を見せながらそう言った。べつだん動かしにくそうには、僕には見えなかった。

薬で血栓はなくなり、カテーテルなどの施術は不要だったとのこと。
「担当医の話では、日常生活には支障ないとの事です。
面倒な生徒だと思いますが、リハビリのためにもこれからよろしくお願いします」
彼はややあらたまってそう言ってくれた。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。



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