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プレゼン研究室 月別アーカイブ: 【8月 2011】

個展が終わって

個展が終わって2週間が経った。
今日は箱書きしたものを抱えてそごう千葉店に行った。
なかでも大角皿を収める桐箱は、縦35センチ×横60センチという代物。
昨日から暑さが戻ってきて、空箱とはいえ、やはり抱えて歩くのはしんどかった。

一輪挿し(南瓜の花文)をお買い上げのお客様から、先日メールをもらった。
こんな写真が添付されていた。


「ちょっと花が多すぎですね(汗)」とあった。

いいんです、自由に使ってください。
自分が作ったものが手を離れ、こうして新しい場所で、
新しい役割を演じ始めたことに、不思議な感動を覚えます。

少し話しただけでも、気が合いそうに思える人なら、
自分の分身も、その人と相性が良さそうに思える。

こう書いてきて気づいたのですが、以前の自分とは少し変わったようです。
気に入った作品が売れると、以前の私は、思わずにらみつけていた。
おかしいですね。
こんなにいっしょうけんめい作ったものが、おカネでやり取りされるのが
理屈ではなくて、口惜しい。

ギャラリーの取り分を自分が払ってでも取り返したい!
そう思いつめたことも。

今回は、手元に置いておきたいという気持ちはあまりなくて、
喜んでもらえてうれしい、と素直に思えます。
どうしてなのか、理由はわかりませんが、
やはりちょっと変わったんですね。

大きな角皿をお買い上げの方からもメールをいただいて、
周りの人に見せてくださっている様子。

作った人間にしてみると、死蔵されるのがいちばんつらい。
どうぞ生活の中で使ってください。
生活を楽しくするのに役立つのが、工芸なのですから。

★★個展に出品した作品を、陶芸教室のホームページの中に一部掲載しました。



メールマガジンvol.21

新刊本のお知らせや個展のご案内、その他,
思いつくままに綴ったものをメールマガジンとして
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以下は8月20日にお送りした最新のメールマガジンです。

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(ご面倒ですが「アットマーク」を@に変えてください)
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■■■ 林 寧彦 Hayashi Yasuhiko  
▼▼▼ メール・マガジン  Vol.21  
■■■  2010/08/20 

■「林寧彦 陶展」(そごう千葉店7階美術画廊 8/2~8/8)が無事終了しました。

21坪の会場に190点あまりを展示いたしました。
猛暑の中、遠くまでお運びいただいたこと、感謝申し上げます。

案内をお送りするのがギリギリになってしまいましたが、
県内から、そして都内からもお運びいただきました。
遠く、伊丹市から日帰りという方もいらっしゃって、ありがたいことです。

会場でいただいた様々なご感想、アドバイス、励ましに感謝申し上げます。
4年ぶりの個展でしたが、やはり人の目に触れる機会を持つことが大切だと、
あらためて感じました。
皆さまからのお気持ちを糧に、精進いたす所存です。
準備はたいへんでした。
会期の始まる二週間前まで、粘土と釉薬の相性が悪くて悪戦苦闘の連続でした。
なんとか中止できないものだろうか、とまで思いつめました。
寝られなくなって、朝4時過ぎには工房に顔を出す日が続きました。

時間切れギリギリの時に、「これなら!」というものが上がり、
そこからは二基の窯が冷める間もなく焼き続けました。
7月の窯焚きは、思い出しても汗の出る炎熱地獄でした。。

今回新しく挑戦したのは「襲(かさね)織部釉」と名付けたもので、
織部釉の下で別の釉薬を発色させて絵を描きました。
いにしえの重ね着の美学。衣を重ねることで生まれる色の美、
「襲(かさね)」から言葉をもらいました。

それにしても、個展に向けて、どうして僕は新しいことをしてしまうのでしょう。
これまでも個展のたびにそうしてしまってたいへんな思いをしてきました。
今回、それだけはしないぞ、手馴れた釉薬を使って作ろう、
そう誓って準備を始めたはずなのに、やはり未知の釉薬を作ってしまいました。
深山の湧き水を思わせる(とコメントくださった方も)
涼やかな風情のやきものができました。

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■津田沼陶芸教室(主宰・林寧彦)は、9月から夜クラスが始まります。
 金曜の夜クラス(18時~21:30の内の2時間半)開設。
詳しくは⇒http://www.ne.jp/asahi/yasuhiko/hayashi/tsudanuma/studio.htm



メールマガジンvol.20

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■■■ 林 寧彦 Hayashi Yasuhiko  
▼▼▼ メール・マガジン  Vol.20  
■■■  2010/07/31 

今年の桜は地味に咲いたと言った人がいました。
桜が変わったわけではなく、見る人の心象が変わったせいでしょう。

盛夏がめぐってきました。
4年ぶりに開く個展のご案内です。
暑い時期で申しわけありませんが、ご高覧いただければさいわいです。

■林寧彦 陶展 http://www2.sogo-gogo.com/wsc/512/N000040411/0/info_d
■会期 8月2日(火)~8月8日(月)(8月は休まず営業)
 営業時間 午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)
■場所 そごう千葉店(千葉駅前)7階美術画廊

準備にまるまる3ヵ月かかりました。
出品するものの企画(プランナー)から始まり、作る人になり、
最後は電気窯とガス窯を駆使する工場長・・・。
じつは、今日も最後の焼成を行なっています。

「あんた(まだ)焼いてんのね!だから(準備を早めにと)言ったじゃないのぅ~♪」
大昔にラジオで聴いた歌を思い出したりしながら、焼いてます!

以前、私の作るものを「花鳥風月ですね」とおっしゃった方がいます。
そうではないとその場では言えなかったのですが、違和感が残りました。
自分は何を描いているのだろうと考えました。
どうやら私は無意識のうちに、「小さないのち」を描いているようです。
描いてきたものを見渡すと、それが共通項だったことに気づく、ということですが。

スケッチは以前から折々にしていましたが、
阪神大震災のあと、スケッチブックに描く野の花や草が一気に増えました。
描くことは見ること。見ることは対話すること。

地球の先住者である植物には、ハッとする多くのことを教わります。
たとえば、植物には「あきらめる」という選択肢がないこと。
種が落ちた場所が、どんなに恵まれていなくても、誰を恨むことなく光を求めます。
遺伝子の研究がすすんで、植物の遺伝子が人間にも伝わっていることが報告された
ときには、感動を覚えました。

個展の準備に5月、6月、7月と3ヵ月かかりきりになりました。
植物を描きながら、今回はとくにいのちの逞しさを思いました。

期間中、毎日在廊の予定です。
懐かしい方、そして新しい方との出会いを楽しみにしています。

さ、最後の窯焚きに戻ります。

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■津田沼陶芸教室(主宰・林寧彦)は、8月は夏休みです。
 http://www.ne.jp/asahi/yasuhiko/hayashi/tsudanuma/studio.htm

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残暑お見舞い申し上げます!

千葉そごう7階美術画廊で開催した「林寧彦陶展(8月2日~8日まで)」が、
無事終了しました。
猛暑の中、お運びいただき、ありがとうございました。
(伊丹から日帰りというお客様もいらっしゃいました)

個展が始まる週間前までは、各方面に謝ってなんとかお断りできないものかと
本気で思うほど追いつめられました。
土と新しく調合した釉薬の相性が悪くて・・・・
工房の中で叫んだりしていました。

一念岩をも通すと言いますが、なんとか調合の調整が間に合いました。
最後は二つの窯が冷める間もないフル稼働になりました。

いざ会期が始まると楽しく、終ってしまうのが惜しいと思えるほどでした。
様々な励まし、ご助言もいただきました。今後の糧にいたします。

出来上がり展示したものの幅は、自分の興味の幅そのもので
限界であると同時に、それが自分に見えている範囲なのだなぁと自覚しました。

3ヶ月の準備期間、格闘が続きました。今はただ茫然とした日々の中にいます。

残暑が続きます。ご自愛ください。



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