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プレゼン研究室 月別アーカイブ: 【6月 2010】

「歴史を動かしたプレゼン」(新潮新書)が出て、1ヵ月が経った。

出てすぐのころ、ツイッターでは「交渉でことごとく失敗している鳩山総理にも読んで欲しい1冊・・・・」というのがつぶやかれていた。せっかくのアドバイスも功を奏せず、首相は鳩山さんから菅さんに交代してしまった。

当初はアマゾンのベストセラー・ランキングなど気になって見に行ったものだ。なんだか子供が運動会に出ているようで、上位に食い込めば「やった!」と喜び、下がると「どうした?」となる。そのうち、勝手にランク付けなどされているのが腹立たしくもなり、チェックしなくなった。もっとも、ベストセラーのトップにでも立っていれば、そんなことは言わないでせっせとチェックを続けていたのだろうが ・・・。

アマゾンといえば、レビューは気になって見ている。友人知人からはストレートな感想はなかなかもらえないが、面識のない読者からのフィードバックがもらえてありがたい。おおむね好評でほっとしている。
書いた本人も気がつかなかったことまで教えてもらうことがある。「西洋人と日本人を2名ずつ、また、有名でかつ年代的に古いものから順に並べる等の工夫もよい」とのご指摘。「あ、たしかに古い順にならんでらぁ」というのが、僕の反応である。コロンブスを書いているとき、あとを誰にするか、何人取り上げるか、そういうことはまったく考えていなかった。驚くかもしれないか、じっさいコロンブス意外に面白いネタがあるのかどうかわからず、とにかくコロンブスを書き上げてしまおうということしか頭になかったのだ。
並べた順序は、たんに書いた順番のままである。日本人2人、西洋人2人になったのも、最初からそうしようと思ったわけではなく、面白そうなプレゼンはないかと探していたらそういうキャスティングになったということだ。つまり、なんにも考えていなかったのだ。
「プレゼン技術の本はそれ自体が良いプレゼンになっているかが大事だが、この本はそのようなレベルを軽くクリヤーしているといえるだろう」と書いてくれたのは、うれしかった。どこのどなた様か存じませぬが、ありがたいことでございます。

読んでくださったみなさま、感想をアマゾンのレビューにお願いします!



コピーのチカラ

わがトースト・マスターズ・クラブの会員に、地区の打ち上げパーティの案内をメールで送った。
僕はこういうとき、事務的な連絡文書をまわすのがなんとなくイヤだ。
工夫して楽しいメッセージにしようというような殊勝なものではなく、
なにか面白くしないと自分が落ち着かないのだ。

文面の最後は、こんなメッセージになった。
「・・・・・・その1年を祝しながらの、打ち上げパーティです。
銀座で、日本一のスピーチを2本聴いて、ワークショップがあって、軽食ドリンク付きで2000円!
(ヒトケタまちがっているんじゃないの?という声も出たため確認しましたが、
やはり2000円しか取らないそうです!!!)
これは行かない手はないのでは、と再度、案内をお送りするしだいです。
○○日までに林まで出欠の返信をください。」

コピーのチカラかどうか、10人のクラブ会員から参加するという返事をもらった。
このメールを見た、別のクラブの次期会長さんが、「伝わるメールですね」と連絡をくれた。彼のクラブでは参加者は彼1人だけとのこと。
締め切りは過ぎたが、あのメッセージで再度募集をかけたいので、使わせてほしいとのこと。もちろん、どうぞ、である。

面白いことになってきた。はたして彼のクラブの参加者が増えるかどうか。
反応が楽しみだ。



トースト・マスターズ・クラブ

トーストマスターズクラブ。
100カ国以上の国に12,500以上のクラブがあって、25万人以上の会員がいる。カリフォルニア州に本部があって、86年の歴史を誇るコミュニケーションとスピーチを学ぶ非営利のNPOクラブ。
日本には1954年に第1号のクラブができて、現在では全国に90以上、2000人をこえる会員がいます。日本語クラブ、英語クラブ、バイリンガルクラブがあり、現在は日本語とバイリンガルクラブが急増中。
以上のような数字を知っているのは、さっきウィキペディアで調べたから。

僕は、現在、新橋トーストマスターズクラブ(日本語)の会員です。
去年7月からは、会長という名のお世話係をしてきて、あと一ヵ月で一年の任期が終ろうとしている。なんとも楽しい一年だった。

トーストマスターズクラブとの馴れ初めは、2008年の夏にさかのぼります。
発売されたばかりの、ブライアン・トレーシーの「話し方入門」という本を読むと、こんなことが書かれていた。「スピーチが上手になりたいと思ったアメリカの青年が、一念発起して地元のトーストマスターズクラブに入会した。やがて自分の思いを伝える楽しさに目覚めて変わっていった」。アメリカにはそんなクラブが、地方都市にもいくつもあるらしい。アメリカ人がスピーチが上手いのは、そうした草の根の教育ができているからだな。

そんな感想を持ちながら、「まさか日本にそんなクラブはないだろうけど」と、いちおうネットで検索してみた。日本にあるトーストマスターズクラブが、ずらずらと表示されたのには驚いた。すぐに溶け込みやすそうな、できてから年代の浅いクラブを探してみた。すると、なんと翌週に立ち上げるというクラブがあった。それが新橋トーストマスターズクラブだった。

見学に行った。20人ほどが出席して、第一回例会が始まった。ひとことでいえば、「向上心のある、明るい、礼儀正しい」クラブだった。見学者は、僕ともうひとり若い女性がいた。残りは、近隣クラブからの応援会員だった。例会の最後に入会表明すると会場がどよめいた。あっけに取られたが、いつもこういうノリなのだということが後になって判明。
それから11ヵ月後には、会長にさせられてしまった。本人がいちばんびっくり!だった。
スピーチとコミュニケーションの向上に興味がある人は、いちど例会を見学してみてはいかがでしょう。ホームページから申し込んでください。
今回は、新橋クラブのPRでした。



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