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カテゴリーアーカイブ:【書いた本について

韓国版「歴史を動かしたプレゼン」、出版されました。

前回お知らせした韓国版「歴史を動かしたプレゼン」、
9月12日に出版されました。

日中関係ほどではないにしろ、日韓の間でも領土問題が浮上した時期に当たりました。

送られてきた新刊本を手にして、新刊本の時にはいつもするように
本の匂いを嗅いでみました。好きなんだなぁ、この瞬間が。
インクと糊の匂いは、万国共通だった。

PDFをプリントして本に巻いたものと違って、じっさいの本は彼の地で出版されたことを実感させてくれる。
表紙のデザインがとても新しい感覚で知的な印象。、日本ではあまり見かけない装丁だ。
鮮烈な赤は鷹の爪(唐辛子)。花瓶に生けたくなるようなたくさんのサヤをつけた姿が好きだ。

でも、本のタイトルすら、右から読むのか左から読むのか定かではなく、
ページをめくってもまったく意味が取れない。

しかたなく本を弄んでいるうちに、妙なことに気がついた。
PDFで送られてきた表紙デザインと、じっさいの本の表紙が違っている。
本では地球の上に積まれた書物の上に、ギリシャかローマ人の彫像が載っている。

ところが、PDFで送られてきたデザインプランは、別の人物だった。

町人のマゲを結って、和服、手には尺八、後ろ姿は小太り・・・・
これは本に登場する大黒屋光太夫に間違いありません。

ロシアを訪問した冒険家がスケッチした光太夫の横顔は見たことがありますが、
後ろ姿は初めて見ます。
デザイナーが資料とにらめっこしながらイメージをふくらませて、
後ろ姿を描きあげてくれたのでしょう。

それが、ギリシャかローマ人の彫像に変わった。
理由は、おそらくこういうことでしょう。
原案のままでは、地球の上に君臨する日本人のような印象を与える。
そう取られたら時節柄マズイだろう。
ということで、急きょ、あの彫像に差し替えられた、ということでしょう。

著者の知らないところでの出来事ですが、光太夫のデザインはとても良くて、
どんなことがあろうと帰国できそうな強運の持ち主の後ろ姿に描かれています。
イラストは、「知力にあふれた光太夫の不屈の旅」を表現するのにふさわしいものです。

描いたイラストレーターは、残念だったことでしょう。
新しい彫像の足が、きちんと書物に乗っていないのも、
もしかしたら彼の意地なのかな、と思っています。

領土問題の波は、僕の小さな本の足元までも押し寄せて、表紙を濡らしました。



「歴史を動かしたプレゼン(新潮新書)」の韓国版が出ます!


一昨年に出版した「歴史を動かしたプレゼン(新潮新書)」の韓国版が出ることになりました。

ハングルに翻訳されて韓国の出版社から出ます。
昨日、表紙のプランがPDFで送られてきたので、カラーコピーして別の本に巻きつけてみた。

パソコンの画面で見るのとは違って、重さも感じられて(こういう感覚って大切)、
ほんとうにあの国の書店に並ぶんだと実感できた。

韓国には3回行ったことがあります。
最後に行ったのは1999年。日本のテーマパークの広告を企画して、
コンピュータ・グラフィックを韓国スタッフと協力して仕上げました。
仕事の質の高さと、連続する徹夜仕事も当然のように行なう彼らの頑張りに感動を覚えた。

仕事がオフの日ができて、僕はタクシーを半日チャーターして、利川(イチョン)にある海剛陶磁美術館に足を運んだ。
海剛氏は高麗青磁の再現に力を尽くした人物(故人)で、敷地には美術館、陶磁研究所、私邸などがあった。
訪れたとき、訪問客は少なく、庭を歩いているうちに工房の入口まで来てしまった。
中では二人の男性が象嵌を削り出していた。若者の方は、海剛氏のお孫さんだろうか。

なにか話したかったが、韓国の言葉は話せない。
僕は近くの椅子に腰を下ろして、削り用のカンナを動かす二人の手元を見ていた。
僕がそこにいることを訝るでもなく、ひたすらに手を動かしていた。
午後の工房には静かな時間が流れていた。

帰りに運転手さんに「食事にしましょうか」と声をかけながら、
ジェスチャーで左手をお茶碗の形にして、右手の人差し指と中指で箸の形を作って
口に運ぶようにした。
運転手さんはニッコリ笑って、右手でグーを作ると口のそばに持ってゆく動作をした。
スプーンを使っているのだ。

日本と韓国、顔はお互い区別がつかないほど似ているのに、「食べる」という生きるための基本動作が違うことに気がついた。
一週間ほどの滞在で、韓国のことが大好きになっていたが、突き放されたような気がした。
安易に韓国のことを分かったつもりになってはいけないのだ。

新しい本が、新しい人と、いい出会いをしてくれることを祈ります。
発売の詳しい日にちは聞いていませんが、おそらく10月になるでしょう。



韓国語版「歴史を動かしたプレゼン」の話

「歴史を動かしたプレゼン」の編集者からメールをもらった。
韓国の出版社からオファーがあり、韓国語での出版に同意するかどうか
返事がほしいという内容だった。

部数は多くないが、ハングルに翻訳された本が韓国の書店に並ぶなどとは
思いもかけないことで、よろこんで話を進めてもらうことにした。

本を出すというアクションを起こすと、ビリヤードの玉のように転がって
思いがけない玉にぶつかって、別の方向に転がって行くのが楽しい。
うまく事が運んでほしいものだ。

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NHKの放送、流れた!

先日お知らせした、NHK総合TVで私のインタビューが流れるという話、
見事に流れました。
テレビで流れたのではなくて、番組が流れた!

取材したディレクターから、前日にメールがあり、
国会審議が中継されることになったため、放送はされない。

翌週に放送されるかどうかは未定、とのこと。

楽しみにしていたので残念です。

さて、私が出てきて話すはずだった時間に放送された国会中継。
面白くないと承知しないぞ!と気合を入れて、テレビではなくラジオを点けた。
自民党の山本一太参院議員が、果敢に管さんや仙谷さんを攻めて、なかなか面白かった。ねじれ国会の真骨頂とも言えるだろう。

それに免じて、幻の放送は許してやることにしたが、
NHKさん、せっかく作ったんだから、一週遅れで流しましょうよ。



放送予定日が決まりました。

先日、NHKの取材を受けたことは、書きました。
その放送予定日が決まったと、昨夜、連絡をもらいました。

首都圏では、
10月14日(木)のNHK総合「いっと6けん」の中、
「いまほんランキング」というコーナーです。
11時5分から11時55分の間の予定。

地方局では10月12日の夕方のニュース
18時10分から19時の間です。
どこの局が流すかは、地方局しだいだそうです。
12日といえば、今日ではないか!



TVの取材

「歴史を動かしたプレゼン」をTV番組の中で紹介したいという取材依頼が入った。
2分半ほどにまとめられるそうで、先日、出版社の会議室でインタビューを受けた。

フリー・トーキングはふつうに話せたが、
本を一般の人に勧めるメッセージを話してくださいといわれたとたん、
セリフを喋っているようで恥ずかしくなった。
他人が作った商品の宣伝は平気でできるのに、自分の本のプロモーションをするとなると妙に照れてしまう。

そのあと、ディレクター、カメラマンと同行して、僕も会員である「トーストマスターズクラブ」の例会の模様を撮影。
僕は「プレゼンテーションのワンポイント・レッスン」と題して、5分ほど話した。
ジャケットの襟にピンマイク、腰に発信機を付けて話した。
べつだん緊張するでもなく、カメラもとくべつ意識することもなく、ふだんのとおり話せた。

トーストマスターズに通って2年、このクラブの良さは、
楽しく例会に出席しているうちに、人前で話すことに場慣れすることだ。

本にも書いたが、企画を考えるのは好きだったが、
プレゼンすること自体は、じつは好きではなかった。
好きでなかったから、なんとか上手くなりたいとお手本を探していたら、
コロンブスや秀吉の水際立ったプレゼンに出会うことになった。

プレゼンは上手くなくて、自分ではそのことをコンプレックスにも感じていた。
ところが、半年ほど前、プレゼンの本を出すという話を後輩にいたところ
、意外な言葉が返ってきた。
「林さん、プレゼン上手かったですもんね」
もしかしたら先輩をからかったのかもしれないが、そんなことを言われた。

コンプレックスというのは、ごまかさないで持ち続けていれば、
宝物に変わる・・・・・今はそう思っている。

番組はNHKで放送予定ですが、日時は未定です。



コロンブスがパワポでプレゼン!?

「歴史を動かしたプレゼン」と入れてネット検索していたら、面白いページを見つけた。

「もしもコロンブスがパワポで『新大陸プロジェクト』の提案書を作ったら」と題して、
僕の本をもとに、パワポで図解化がされていた。

おもしろいことをやる人がいるなぁ、とは思ったが、期待はせずに読み進めてみると、
これがナカナカのデキだった。シンプルで説得力のある図解になっている。

作ったのは池田千恵さん。図解化のプロだった。
名前に見覚えがあるような気がしたが、「朝4時起きで、すべてがうまく回り出す」という本を去年出した女性。
新聞広告で見て、買おうかどうか迷った覚えがある。
いい機会だからと、その「4時起き」と、「図解化」の本をアマゾンで注文。

さらに本の中で、「4時起き」するためのグッズとして紹介されていた高性能目覚まし、

タイメックスの「スリープ・トラッカー」まで買ってしまった。
これは設定した時間に近い時間で、レム睡眠(浅い眠り)の状態になったときに起こしてくれる腕時計。(このところ朝が弱くなっていたので、重宝している)

「あなたのホームページを見たおかげで、目覚まし時計まで買ってしまったと、ホームページ経由で本人に報告した。
すぐに丁寧な返信をいただいた。
本の著者に連絡しようとして検索したが、「陶芸家の林さん」の連絡先しか分からなくて失礼しました、とあった。
「同一人物とわかって驚きました」とも。

プレゼンにパワポを使うかどうかは別にして、
図式化すればアタマの整理ができる。
池田さんのような図をまず作ってから書き進めれば、もっとラクに原稿が書けたのでは、
とも思った。

そこから思いついたこと。

良い企画はシンプルだ。

良い企画は、良い企画書になる。

だから良い企画書は、シンプルだ。

池田さんの「もしもコロンブスがパワポでプレゼンしていたら」は、一見の価値あり!



「歴史を動かしたプレゼン」(新潮新書)が出て、1ヵ月が経った。

出てすぐのころ、ツイッターでは「交渉でことごとく失敗している鳩山総理にも読んで欲しい1冊・・・・」というのがつぶやかれていた。せっかくのアドバイスも功を奏せず、首相は鳩山さんから菅さんに交代してしまった。

当初はアマゾンのベストセラー・ランキングなど気になって見に行ったものだ。なんだか子供が運動会に出ているようで、上位に食い込めば「やった!」と喜び、下がると「どうした?」となる。そのうち、勝手にランク付けなどされているのが腹立たしくもなり、チェックしなくなった。もっとも、ベストセラーのトップにでも立っていれば、そんなことは言わないでせっせとチェックを続けていたのだろうが ・・・。

アマゾンといえば、レビューは気になって見ている。友人知人からはストレートな感想はなかなかもらえないが、面識のない読者からのフィードバックがもらえてありがたい。おおむね好評でほっとしている。
書いた本人も気がつかなかったことまで教えてもらうことがある。「西洋人と日本人を2名ずつ、また、有名でかつ年代的に古いものから順に並べる等の工夫もよい」とのご指摘。「あ、たしかに古い順にならんでらぁ」というのが、僕の反応である。コロンブスを書いているとき、あとを誰にするか、何人取り上げるか、そういうことはまったく考えていなかった。驚くかもしれないか、じっさいコロンブス意外に面白いネタがあるのかどうかわからず、とにかくコロンブスを書き上げてしまおうということしか頭になかったのだ。
並べた順序は、たんに書いた順番のままである。日本人2人、西洋人2人になったのも、最初からそうしようと思ったわけではなく、面白そうなプレゼンはないかと探していたらそういうキャスティングになったということだ。つまり、なんにも考えていなかったのだ。
「プレゼン技術の本はそれ自体が良いプレゼンになっているかが大事だが、この本はそのようなレベルを軽くクリヤーしているといえるだろう」と書いてくれたのは、うれしかった。どこのどなた様か存じませぬが、ありがたいことでございます。

読んでくださったみなさま、感想をアマゾンのレビューにお願いします!



オフィシャル・サイトができて、初めての投稿です。

「歴史を動かしたプレゼン」新潮新書が5月15日に発売になりました。
発売の40日前にタイトルが決まるなんて、やはり新書は書籍というより雑誌的な機動力がイノチかもしれません。

帯の秀吉のイラストは新潮社の社内の女性が描いてくれたそうで、
言われてみればどこか女性っぽさのある秀吉で、やわらかい印象です。
スーツの秀吉案もあったそうですが、だんぜん見慣れた衣装がいいです!
歴史を動かしたプレゼン
(詳細はこちら
描いてくれたのは、美人の評判高い女性ですが、残念ながらまだ会わせてもらっていない。
本が売れたら会わせてと頼んだら、「たとえ売れなくても、紹介しますよ」とのこと。
でも、こういうのは、本が売れるのを条件にしたほうが良さそうだ。僕も気合を入れてプロモーションに精出すから。
売れるかどうかはともかく、書きながら楽しめた本だった。
資料を読み込んで書くのは初めてのことで、勉強するの嫌いじゃなかったんだ!という
大発見もあった。

新潮新書の通しナンバーで365冊目というのも、気に入っています。
この内容で税別680円はベラボーです。持ってけドロボー!



新書のタイトル決まりました

都会にもこんなに桜があったのかと思わせる満開の桜。
我が家のベランダの2メートルほどに育った桜も、花をつけた。

昨夜、ぐい飲みに花びらを浮かべて晩酌しようと思い立った。
花びらを一枚だけもらおうと引っ張ったら、プチッと鋭い音を立てた。
潔く散る桜も、時が来るまでは、思いがけない力で結ばれている。
申しわけないような気になりながら、ぐい飲みの中の花筏を楽しんだ。

新書のタイトルが「歴史を動かしたプレゼン」に決まった。
しごくまっとうなところに落ち着いた感じで、とても気に入っている。

先週の金曜日に、神楽坂の新潮社に出向いて「筆者近影」を撮ってもらった。
本の裏表紙に経歴やらと並んで写真が載る。初めてのことだ。
「週末陶芸のすすめ」の文庫も、湯飲みに描いた自画像モドキでごまかしてきた。
新潮新書は写真つきと決まっているようで、
自分の好きな写真があれば、送ってもらってもいいし、ご足労願えれば撮影します、
とのこと。「無料で」とメールにあったのがおかしかった。
そして、当然お願いすることになった。

あとは、あとがきが残っているだけ。
本を書いたあと、いつもやってくる、ちょっとさびしい時間。
ああ面白かったのに、終わっちゃうんだなぁ。

5月、たぶん20日ごろの発売です。
新潮新書「歴史を動かしたプレゼン」です。



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