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カテゴリーアーカイブ:【陶芸と陶芸教室

体験レッスンの作品、できました!

「体験レッスン」で作ったやきものを、4人の若い人たちが引き取りに来てくれた。
女性4人男性3人で受講してくれて、今日は4人で来訪。
ちょうど、その時間は会員の出席がなく、二階の書斎で調べ物をしていた。
階下から賑やかな声が響いてきた。

今日は欠席だったが、僕が「3丁目の夕日」と呼んでいる彼のロクロには驚いた。
(声が主演の吉岡クンそっくりなのだ)
初挑戦でいきなり、そこそこの湯飲みを挽きあげてしまった。

時間があまった女性がつくった、仰向けになった犬の箸置き(?)も
楽しい。
みんな素直で明るい若者たちだ。

写真は、テーブルを傷つけないよう、高台をスベスベにしているところ。
「ホームページに載せたら問題ある人!」と聞いたら
「大丈夫です!」とみんな答えたので、載せます。

犬の写真も撮っておけばよかった。

「楽しかったです!」の声を残して帰って行った。
僕も楽しかった、ありがとう。

記事提供:津田沼陶芸教室



ご飯茶碗のギフト

結婚式に、お茶碗をご両親にプレゼントするのが流行っているようです。
あるいは、「還暦を迎えた母にプレゼントしたい」というような申し込みが
このところ増えています。

教室に、そんなメールや電話が入り始めた当初は、
正直言って戸惑いました。

素人がつくったお茶碗で、おいしくご飯がいただけるだろうか?
手にとって使う食器には、熟練した技が必要です。
和食器が世界一と言われる理由は、私たち日本人が食器を手に持って
食事する習慣のせいです。
大きさだけでなく、重さ、バランス、口当たりなど
隅々まで注意を行き渡らせなくてはなりません。

じっさいにアドバイスしながら作ってみて、いろんなことに気付きました。
手順をきちんと守ってもらえば、そこそこのレベルのものができること。

そしてもうひとつ。
プレゼントするのは、器という形をした「気持ち」と「時間」であること。
ありがとうの気持を、形あるものにして渡したいと願う。
大切な人のことを想いながら、お茶碗を作る時間。

そのふたつを、相手に手渡したいのです。
そのことに気付いてから、戸惑いはなくなりました。

指の跡が多少残っても、それはその人にしか残せないサインです。
たとえ少しゆがんでいても、
それは渡したときの会話を弾ませてくれるでしょう。

お茶碗という形になった「気持ちと時間」をプレゼントしてください。
受け取った方に喜んでいただけるよう、しっかりアドバイスします。

写真は、Y.Aさんがお母さんにプレゼントしたお茶碗。

記事提供:津田沼陶芸教室



会員が脳梗塞。そのとき陶芸をしていて良かった!

会員が脳梗塞。そのとき陶芸をしていて良かった!

僕が開いている陶芸教室で、先週会員の一人からこんな話を聞いた。
「じつは、先週教室に来て、その翌日に人間ドックを受けたんです」
そう切り出した彼、60代前半の会員は、話を続けた。

その人間ドッグで脳梗塞が見つかり、すぐに5日間の検査入院をすることになった。
担当医が驚いたそうだ。
「脳梗塞の状態から考えると、手がもっと動かなくなっても不思議ではない状態なのに・・・」
ちゃんと手が動くことを不思議がられたという。
脳梗塞が起きたのは前日と考えられたため、「昨日、手を動かす仕事をなにかされていましたか?」
と担当医は尋ねた。
「陶芸をやっていました」と答えると、「それが良かったんでしょうね」と言われたという。

じつはその当日、彼が釉薬を掛けようとしたときにちょっとした「出来事」があった。
流し掛けした釉薬がボウルを外れて、流しに流れてしまった。
「手が回らないんですよ」
そういう彼に、「へんな言い訳するか!」と言いたいところを飲み込んだ。
不機嫌な顔はしていたと思う。
言い訳ではなくて、ほんとうに手が回らなかったのだ。

それにしても、僕の知らないうちに他人の役に立てたようで、
教室を始めて良かったと思えることがまたひとつ増えた。

「でも手の動きは鈍いし、特に右手は無理に力を入れると、一瞬、指が固まります」
彼は手を見せながらそう言った。べつだん動かしにくそうには、僕には見えなかった。

薬で血栓はなくなり、カテーテルなどの施術は不要だったとのこと。
「担当医の話では、日常生活には支障ないとの事です。
面倒な生徒だと思いますが、リハビリのためにもこれからよろしくお願いします」
彼はややあらたまってそう言ってくれた。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。



クリスマス・イブの客

クリスマス・イブの客
イブに陶芸体験したいというカップルに付きあいました。
いったいどんな動機なのか知りたかったので、開講日ではないけれど断りませんでした。
22歳と20歳のふたり。
男の子はライブをやったりしてるミュージシャン志望(かな?)の若者。
女の子は礼儀正しく、上品な御嬢さん。

「今年のイブは、ふつうじゃないことをして過ごしたいね」と
話したのが始まりだそうだ。
イルミネーションのあるところとか、そういうのじゃないところ・・・。
「陶芸がいいね」ということで、すぐに話がまとまった。
彼女がずっと前にご家族と陶芸体験したのが
楽しい記憶になっていたらしい。

ネットで、教室探しを始めた。
僕の教室にした決め手は、「教室のHPのイラストがかわいかったので」
とのこと。
オレのイラストやんか!

(ちなみに同じイラストで、電柱広告を近所に数本出しています
 ⇒こんなの)
当初、ロクロ体験したいということだったけど、メールで話してみて
「湯飲みのようなもの」ではなくて、なにかちゃんとしたものを作りたそう。
ロクロにするか、手びねりにするかは、当日までに考えておいてもらうことにした。

教室に来ても迷っていたようだが、
両方の体験の作例がちょうど焼きあがっていたので
見せたら、手びねりに決まった。

2時間半の予定が、延びにのびて4時間半。
途中からは、これも縁だから付き合ってやっか!という気分。
最後は男の子が高台脇をけずりすぎて、内側にぽこんと飛び出したりしたが、
まぁいいかと、そのまま完成。
女の子のは、いい感じにできあがった。

最後は声をそろえて、「すっごく面白かったです!!」
近所にご飯を食べに行くというので、
まぁまぁ美味しいお店を教えてあげた。

メリークリスマス!
ちょっと早いけど、良いお年を!

なんて送り出した、今年のイブでした。
こんなイブも、たまにはいいものだ。



陶芸教室にケーブルTVの取材

ケーブルTV・JCNの取材がありました。
噺家で切り絵師の柳家松太郎(やなぎや・しょうたろう)さんが、教室に立ち寄ってくれました。
番組名は「駅からマップ」。今回は京成津田沼駅から散歩をスタートして、見ごろを迎えた谷津バラ園までの道で出会うあれこれを紹介するそうです。

以前に何度か見た番組で、地元についての発見もあって、なかなか良い番組だと思っていました。
一週間ほど前にディレクターが一人でふらっと寄って、今回の取材が決まりました。
「ロクロを挽いてみましょうか」、というお決まりの方向に誘導してしまいましたが、
松太郎さん、まったくの初めてということでしたが果敢に挑戦されました。

回転するロクロの上で作りかけた湯飲みがすっ飛んで・・・・盛り上がる、などという
けしからんことを期待していました。

始めてみると、その集中力に驚き。
切り落としたらもう戻せない、切り絵師として磨いた集中の仕方を感じました。
一度目から、土玉がちゃんと両手の中で回っているのには舌を巻いた。
これなら基本の湯飲みではなくて、もっと高度なことができるかもと欲が出て、
皿を作ってもらうことにした。

いやはや器用なこと。底が少しへこんでいるものの、立派な皿ができた。
切り糸で切る方法をアドバイスしたら、それもすっとできてしまった。

おそらく教わり方がうまいのだ。教わったとおりのことをそのままやってくれる。
これがなかなかできないことを、自分が教えるようになって知った。
切り絵の師匠に弟子入りしたときのことも話に出たが、
全部受け入れて従うことが、おそらく技を受け継ぐための唯一の方法なのだ。
それを習い性として、身につけておられるのだろう。

「ものを作るのにこれだけ集中した経験は、陶芸が初めてです」という
印象的な感想が聞けた。
ともかく、皿ができてしまった。これが、その皿。
径12センチ。本人は酒が飲みたいとのことで、それなら杯(さかずき)だ。

さて、ロクロへの挑戦が終わって、切り絵の時間。
「何か切ってほしいものを言ってください」
そこで、無理とはおもいながら「ロクロを挽いてる姿」を頼んでみた。
ほんとうに、なんの打ち合わせもナシである。

ロクロに集中していたから、僕の姿など眼中になかっただろうに。
そうしてできた切り絵がこれ。


ロクロまでちゃんと切ってある。
左手が上がっているのには理由があって、
ロクロを挽くときには脇を開いて、指先は下を向けるように
アドバイスしたとおりの姿(これは僕が唐津焼の吉野靖義さんに教わったこと)。
僕の横顔は・・・メガネまでかけている。むむむ、たしかに似ている(ちょっといい男すぎるが)。

柳家松太郎さんとスタッフが帰ったあとで気が付いたことがある。
初めてロクロをやると、たいていはドベ(粘土のヌタ)が服に付いてしまう。
今でこそ服に付かなくなったが、始めて数年間は服がよく汚れた。
ところが松太郎さんの服には(袖も長かったのに)ドベが無かった。

ほんとうにロクロ、初挑戦だったのだろうか。
もしもそうなら、大したものだ。

皿は、希望を聞いた釉薬をかけて焼く予定。
焼けたらもういちど撮影に来てくれるそうだから
放送では、焼きあがった皿が披露できそうだ。

こういう小回りがきくところが利くところが、
ケーブルTVならではの良さだろう。

教室が休みだったため、応援で来てもらった会員たちと記念写真!
(あれ?打ち合わせなしでふらりと立ち寄ったんじゃなかったっけ!?
また、そんな素人みたいなことを・・・)

ちなみにケーブルテレビ局は「JCN船橋習志野」。

千葉県西部(野田市、流山市、松戸市、市川市、船橋市、習志野市、千葉市、葛飾区)で見られます。
番組名は「駅からマップ」。
2011年11月/1日~11月/9日に放送されます。放送時間は番組ホームページでご確認ください。

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これが完成した酒杯。「利き酒用のさかずきの模様を入れたいなぁ、染付じゃなくて、もっと薄い感じで」

とのことだったので、トルコ青で模様を入れた。



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