教室ブログ

プレゼン研究室 月別アーカイブ: 【2月 2010】

「ミニギャラリーに展示される」の巻

 去年の9月下旬から、ある陶芸教室に通っている。
日本でいちばん歴史のあると言われる教室。
教えているわけではなく、月謝を払う生徒として、週に一度かよっている。

 教室を始めることをある人(すでに陶芸教室を始めている)に相談したら、
懇切にいろいろ教えてくれたうえで、こう勧めてくれた。
「教え方を教わったほうがいいでしょうね」
作家は自分の方向を追求すればいいが、生徒に教えるのはサービス業であり、
浅くてもかまわないからひととおりやって見せられる技を身につけたほうがいい。
そんなアドバイスをしてくれた。

 僕は手びねりはほとんどやったことがない。
教室に通い始めてすぐにロクロの面白さにハマッてしまった。
手びねりはいちどきちんと習っておきたかった。
ロクロは、もともと大量生産するための道具だが、手びねりは動力の助けを借りず、
一から十まで手だけで作る。以前から魅力は感じていた。

 去年の暮れで「初級・手びねりコース」を終了した。
これが終れば、ロクロのコースに進むこともできるが、僕の場合は迷わず「上級・手びねりコース」。

 いつもの曜日ではない日に振り替えてもらったときのこと。
「同じ時期に入られたから、Kさんと林さんには、同じものを作ってもらいます」
ということで、同じ作業台を2人で使うことになった。
Kさんは、僕よりも少し年齢が上のようだった。

 「え!?なんでそんなにできるんですか!」Kさんが声をかけてきた。
いけない!気をつけていたのだが、気がゆるんでいた。
自分の工房でやっているように、ふつうに菊練りをやっていた。
「同じころに習い始めたんですよね」
「あの……家で練習しましたから。ロクロもやりますから……」
わけの分からないことを口走っている。

 自分には粘土を練る才能がないと早とちりして、やめられては困る。
そうかといって、「陶芸家」だということが明らかになれば、それはそれで困ったことになりそうだ。
「教える技を盗みに来た陶芸家」に先生はちゃんと教えてくれるだろうか……。

 先日、ケータイに連絡があった。
「とてもキレイに焼きあがっています。ギャラリーのほうに展示したいんですけど、かまいませんか?」
「あ、ありがとうございます、うまく焼けたんですね」
生徒にとっては栄誉ある展示である。ちょっとこそばゆいけど、正直に言えば、けっこううれしい。
陶芸をはじめたころのワクワクした気分が戻ってくる。

というわけで、この陶芸教室が運営している日比谷のミニ・ギャラリーに
「生徒の2月度作品」として並んでいます。壷が4個ならんでいる写真の、右から2番目がそれ。
黒化粧したあと、白モクレンを描いた。

 教室には、いちおう別の名前(偽名というほどのものでは……)でかよっています。
ですからギャラリーには「やすひこ」ではなくて、
♪こんな名前で、出て〜い〜ま〜す。

★リンク>>http://tougei-club.com/gallery/2010/1002.html



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