教室ブログ

カテゴリーアーカイブ:【教室をめぐる出来事

彼にプレゼントする灰皿を作りたい?

数日前に「体験レッスン」申し込みのメールをもらった。
若い女性のようで、彼に灰皿をプレゼントしたい、とのこと。
灰皿だけでなく、皿かお茶碗も時間内に作れるから、やってみましょうと連絡しておいた。
今朝早くにメールが入っていた。

以下紹介すると
「すみません、今回の件はキャンセルさせてください。
彼に灰皿を作ることを言ったら、灰皿は汚れるからもったいなくて使えないし、
かといって使わないわけにもいかなくて困るからやめてほしいと言われてしまい、
プレゼントは他のものにすることにしました。
あまり食に興味がない人なのでお皿やお茶碗を作っても・・・
なのでまったく別のものをと考えています。
勝手で申し訳ないのですが、10月4日の予約はキャンセルでお願いします。」

それまでにもらったメールも、とても丁寧なものだったので
「わかりました」とだけ返事するのも面白くないので、以下を書いて送った。

「キャンセルの件、了解いたしました。
僕は相当なスモーカーでしたが (今のタバコの価格に換算して約1000万円が煙と消えました)、
3年前に禁煙してから、タバコが大嫌いになりました。
だから灰皿という話をうかがって、・・・ではありました。
やめてから食事が美味しくなりました。
咳き込まなくなりました。
息があがらなくなりました。
アタマが臭くなくなりました。
部屋の壁紙が真っ白なままです。

彼にはタバコをやめてもらって 食事が美味しくなるから 食器をプレゼントしましょう!!
あ、もう一つアイデア提案!
愛情のこもった灰皿をつくってプレゼントして 使えないので、
ついでにタバコはやめてもらって 観賞用や食事用に使う、というのはどうでしょう。
ちょっと本気で、そう思いました。

では。 林寧彦」

津田沼陶芸教室



谷津バラ園

津田沼陶芸教室から徒歩で8分ほどのところに谷津バラ園があります。
教室が終ってから会員が散策で訪れたそうで、園内の写真を送ってくれた。

園内には「バラのソフトクリーム」が販売されているそうで、
花びらが入ってたりするのかな?
近日中に偵察に行ってみよう。

また別の会員は、バラを育てる名人らしいことが判明!

教室の敷地にバラを植えて、育て方を指南してもらいながら、、壁に這わせてみようか、
などとも、少し本気で考えています。



地震のさ中に

あれから一週間が経って、思い出したことがある。

震度6弱の揺れが襲ったとき、作品を作っていた会員は5名だった。
教室の1階部分の上、3分の1ほどのスペースに中2階がある。
落下物に備えて、その下にみんな集まった。

吹き抜けでは、4つのライトが、吊り下げられたオモチャの飛行機のように
グルグル旋回していた。
大シャッターが揺さぶられて、町工場の旋盤機械が何台も稼動しているような
唸り声があがる。
頭上に雷が落ちたような轟音が2度響いた。
展示していた大壷が転がり落ちて割れた音だったことがあとで分かった。
ふと見ると、男性が一人吹き抜け側に立っている。
落下物に当たったら、大怪我をする!
あわてて中2階下に入るように言った。

そうした中、ひとりの女性が、つっと出入り口のほうに向かった。

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あの桃の花が咲きました。

工房の西側、コンクリートの床を突き破って生えた桃の木に
今年も真紅の花をつけた。

隣りがまだ畑だったときに、真っ赤な花を咲かせる桃の木があって
大好きだった。
アパートを建てるための測量が始まったが、敷地の端にある樹は残されると思っていた。
ブルドーザーが入って、根こそぎにされたときのやるせなさは、10年近く経った今も覚えている。

それから数年して、落ちていた桃の実から発芽したのだろう、
気づいたときには高さ30センチほどになっていた。

4年前から花が咲くようになった。
まぎれもない、僕が大好きだった真紅の花をつけるあの桃だ。
去年は小さな実をたくさん付けたが、すべて落ちた。

今年は袋をかけてみようかと思っている。

隣りの桃が切り倒されたいきさつは、
「つくる陶磁郎」に連載した「単身赴任・焼きもの扮戦記 21回」に書きました。
以下に再録します。

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地震見舞い、ありがとうございます。

ずいぶん長いあいだ書くのを休んでいました。
お見舞い、お問い合わせくださった皆様、ありがとうございます。
被害はごく軽微でした。

一週間前の地震・・・・まだ6日しか経っていないんですね。
あの時間、ちょうど開講中で、5名の会員が作品作りをしていました。
震度6弱は、初めての経験。
天井から吊り下げた4つの照明が、まるでオモチャの飛行機のように
グルグルと旋回しました。
開口部の大きなシャッターが想像をこえた音量でガタガタと震えた。
コンクリートの床が足の下で大きく脈打ち、
雷が落ちたような音が頭上に炸裂した。

揺れがおさまって、階段を上がって2階の様子を見ると、
展示していた陶器のうち、2個の大壷が床に落ちて10個ほどの破片になって
飛び散っていた。

ほかに被害は、重ねて置いていたものが崩れたりはしたものの
壊れたものはなかった。
あ、上海土産の、磁器で作られた朱肉入れも割れたか。気に入っていたのに。

それでも被害はそれだけだった。
展示していた壷が反対側の階下のほうに落ちていたら、会員の頭を直撃したかもしれない。
なにごともなくて良かった。

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「女性専用の釉混ぜ棒」

スーパーマーケットに新米コーナーができていた。
僕の目はその一角のあるものに吸い寄せられた。
米とぎ棒である。


「網目形状による乱流で、手とぎ並みの米とぎ効果」と謳ってある。

我が家は不洗米は買っていない。ふつうの米だ。
毎日米をとぐのが面倒だから、米とぎ棒が欲しくなったのか、
というとそうではない。

教室で使えないかと考えたのだ。
釉薬をかき混ぜるのは、陶芸をやるものには当たり前の作業だ。
よくよくかき混ぜないと、上澄み液をかけることになってしまう。
とにかくダマ(塊り)がなくなって、とろりとするまで混ぜるように話している。
かき混ぜるのは手がいちばん!
混ぜるのにこんなに便利は道具は、ほかにちょっとない。
教室のみんなにも手で混ぜるように言ってるのだが、男は当然としても
女性に強要するのはどうかな。
特に、弁柄を入れた鉄釉や黒天目の、あの真っ赤っかの中に手を入れろとは
あまりに非道。
ツメの間に弁柄が入ったまま帰すわけにも・・・・なぁ。

そんなことを考えていたから、
新米コーナーの米とぎ棒に目がとまったのだ。

さっそく試してみた。
手と比べれば性能は落ちるが、いい感じで撹拌できる。
600円也は、掘り出し物だったかもしれない。

力を入れると、ギシギシと音がして、
プラスチックの網目が折れるのではないかと、ちょっと不安になる。

とりあえずは、非力な女性専用の「釉混ぜ棒」、ということにしておこう。



教室案内チラシ・ストッカーを入手

先日、近所を歩いていたら、こんなポスターを発見!

「ご自由にお取りください」の文字が入った、
チラシ入れつきポスター。

試しにフタを開け閉めしてみると、その開閉が気持ちいい。
薄いアクリルがバネの役目をしていて、ピタッと閉まって
雨水も入らないようにしてあるようだ。

どうしてこんなものが目に留まったかというと、
かねがね教室の外壁に講座教室の掲示板を取り付けたいと思っていたからだ。
掲示板のカタログを取り寄せてみると、安くても数万円もする。
どうしたものかと考えあぐねていた矢先の、
「チラシ入れつきポスター」との遭遇だった。

ちょっと厚めのアクリル板と、バネにする薄いアクリル板があれば
自作できそうだ。
その日のうちにホームセンターに行き、それらを買ってきた。

もういちど確認してから作ろうと、ふたたびポスターを見に行った。
作るつもりで、もういちどよく観察すると、箱の部分が驚くほど良くできていた。
一枚のアクリル板を曲げて作ってある。
雨水が入っても溜まらないように、水抜き穴までついている。
素人には手におえないことが分かった。

ポスターのクライアントである「ユトリシア」に電話して、
制作した会社を教えてもらうことにした。
まったく相手にされなかった。
「それは・・・教える気はない、ということですか?」

(このごろ、こういうキレるオジサンさん風の物言いになることが多いのだ)
「そういう意味ではないですけど、こちらは販売の現場ですから分からないんですよ」
というような会話があった。
稼ぎ時の連休の朝である。
さぁ売るぞと客待ちしている不動産会社の現地案内所に電話したのだから、
迷惑がられるのもムリはない。

いろいろあって、制作した会社がわかり、代表の方と電話で話した。
相当の自信作らしく、「あの開閉は快感がありますよ」というと
わが意を得たりとばかりに、完成するまでにいかに試行錯誤したかについて
話してくれた。
「それでいくつ必要ですか」
「ひとつです。教室の壁に掛けるんで」
「ひ!ひとつかぁ・・・・・」

ビジネスになるかと思ったらしい。
考えてみるということで、その場は引き下がった。

数日して電話があった。使用して戻ってきたものを譲ってもいいという話。
「○千円でいいですよ」
聞きとりにくかったので、問い直した。
「5千円で」

5千円なら、「で、いいですよ」じゃないでしょうが。
口の効きかたを教えてさしあげようかと思った。
千円なら、そう言わせてあげてもいいけど・・・・。

ともかく、教室のドアには「教室案内チラシ・ストッカー」が設置された。
こんな感じである。

案内は20枚ほど入るが、一週間ほどで空になる。
通りすがりの人や散歩の人が持っていくようだ。


しかし、それにしては
「案内を見た」と言って訪問する人が皆無なのは、不思議なことである。



釉薬のテストピース・ボード完成

開講して2ヵ月。
12月からスタートの予約組を加えると、15人の会員が教室に参加してくれています。

教室で使う釉薬のテストピースがやっと焼きあがった。

ベニヤの板に銅釘を打って、テストピースを掛けた。
25種類ほどが自前の釉薬で、4種類が購入したもの。

それにしても様々な釉薬を作ってきたものだと、自分でもあきれる。
教室を始めるために新しく作った釉薬はゼロ。
25種類の釉薬は、ただただ面白くて自分で調合したもの。
自分で調合するようになって15年ほどの間に作ったもので、
いちおう自分で納得できて残したのが25種類。

桜の木をメインに、自分で焼いて精製した灰(ひと冬かかった)で作った
思い出深い「熱海土灰釉」もある。釉溜まりが涼やかだ。

下は、白化粧のテストピース。

4種類の白化粧を、粘土別、焼き方別に掲示。
御本手の出やすいもの、出ないものの別が分かりやすくなった。

これらが教室のコンクリート壁に掛かれば、
やっと教室らしくなるだろう。

「この釉薬は、どんなふうに焼きあがるんですか?」
という質問に
「黒なんだけど、漆のように黒くて、底なしの黒!」
などと答えていたけど、見本ができて一目瞭然。

焼き上がりの色とマチエールを言葉で説明するのも嫌いではなかった。
言葉どおりなら、えも言われぬ美しさに焼きあがる期待がふくらんだろうに、
テストピースができて、それがちょっと残念でもある。



開講して2ヵ月目に入った!

開講から一ヵ月
はたして教わりに来てくれる人がいるのだろうかと思いながら
スタートした教室も2ヵ月目を迎えた。
会員は、僕がパニックにならないていどに少しずつ増えています。
このところ見学訪問してくださる方も増えて、昨日はお二人。

いずれも女性で、
午前中にいらっしゃった方は、お仕事の都合で来年1月からのスタート。
午後の訪問者は、そのまま第1回目のレッスン
(かな?なんだか違和感があるけど、じゃなんと言えばいいんだろ?)
に入りました。
一回目は自分の作品に押す「陶印」つくり。
名前の一部をデザイン化したりしてつくるハンコ。
時間が終了するまぎわ、僕に話すふうではなく
「楽しいなぁ」と、その女性がつぶやいた。

こういうのを聞くのはうれしい。
午前中の時間でも、年配の男性会員が「おもしろい!」と一声あげた。
ふたりとも粘土に触るのもはじめてという初心者。

人に教えるのは自分には向いてないと思い込んでいたけど、
粘土で造形するのを面白がってくれるのを目の当たりにすると、
なんともうれしい気分になる。
自分が陶芸を始めたころの驚きや感動を、もういちど追体験しているよう。

陶芸は、面白い!
陶芸は、楽しいなぁ!
僕も、こんな独り言を、もういちど言えるようになろう。

会員になってくれた人たちから、いい刺激をもらい始めています。



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