教室ブログ

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「手びねり専門」陶芸教室

 先週の土曜日、東日本伝統工芸展(旧名・新作展)の出品応募のため、搬入会場に行った。
そこで会った陶芸家のMさんと立ち話をした。
 
今年、陶芸教室を始めるという話をメールでして、
それなら自分の教室を見に来たらいいという返事があり。
では、いついつごろという返事をしたのだが、そのままになっていた。

「ごめん、慣れないケータイ・メールに送信しないまま残ってた!」と、
顔を合わせたとたんに言われて笑ってしまった。

僕もケータイ・メールはほとんどできない。
濁点と小さい「っ」の打ち方が分からない。だから、カタコトの日本語になる。
「わかた てはそのとき・・・」
これはもちろん「分かった、ではそのとき・・・」という意味である。

 彼の個展が終ってから見学させてもらうということになったわけだが、面白い話を聞いた。
彼が講師をつとめるカルチャーセンターで、生徒が陶芸教室を開くというので驚いた。
ロクロもできないのに、教室が開けるのか?生徒はこう答えたそうだ。
「手びねり専門の陶芸教室です」。

 その生徒の言葉のセンスはコピーライター顔負けだ。
ロクロができないで教室を開くなら、
「陶芸教室、手びねりのみ(ロクロは指導しません)」とでもするのがふつうだ。
ところが、「手びねり専門陶芸教室」。
これなら、手びねりのすごい技を伝授してもらえそうだ。
ムムム・・・「選択と集中」、ほかの陶芸教室とはっきりと差別化ができている

「林さんも、あんまり考えずにスタートしたほうがいいですよ。
始めてみるとどう変えていけばいいか見えてくるから」と言った。
「とにかく誠実に接することですね、だいじなのは」と付け加えた。
「なるほど、教室はホームページみたいなものかもしれないね」と僕はこたえた。

 陶芸教室とかけてホームページと解く。そのこころは・・・・
考えすぎたり、立派なものを作ろうと思うと前に進めない。始めてから少しずつ整えていけばいい。
自分の口から出たとは言え、いいとこを突いているかもしれない。
また気持ちが、ちょっと軽くなった。
 そして、習いに来る人には誠実に接すること、か。



「ミニギャラリーに展示される」の巻

 去年の9月下旬から、ある陶芸教室に通っている。
日本でいちばん歴史のあると言われる教室。
教えているわけではなく、月謝を払う生徒として、週に一度かよっている。

 教室を始めることをある人(すでに陶芸教室を始めている)に相談したら、
懇切にいろいろ教えてくれたうえで、こう勧めてくれた。
「教え方を教わったほうがいいでしょうね」
作家は自分の方向を追求すればいいが、生徒に教えるのはサービス業であり、
浅くてもかまわないからひととおりやって見せられる技を身につけたほうがいい。
そんなアドバイスをしてくれた。

 僕は手びねりはほとんどやったことがない。
教室に通い始めてすぐにロクロの面白さにハマッてしまった。
手びねりはいちどきちんと習っておきたかった。
ロクロは、もともと大量生産するための道具だが、手びねりは動力の助けを借りず、
一から十まで手だけで作る。以前から魅力は感じていた。

 去年の暮れで「初級・手びねりコース」を終了した。
これが終れば、ロクロのコースに進むこともできるが、僕の場合は迷わず「上級・手びねりコース」。

 いつもの曜日ではない日に振り替えてもらったときのこと。
「同じ時期に入られたから、Kさんと林さんには、同じものを作ってもらいます」
ということで、同じ作業台を2人で使うことになった。
Kさんは、僕よりも少し年齢が上のようだった。

 「え!?なんでそんなにできるんですか!」Kさんが声をかけてきた。
いけない!気をつけていたのだが、気がゆるんでいた。
自分の工房でやっているように、ふつうに菊練りをやっていた。
「同じころに習い始めたんですよね」
「あの……家で練習しましたから。ロクロもやりますから……」
わけの分からないことを口走っている。

 自分には粘土を練る才能がないと早とちりして、やめられては困る。
そうかといって、「陶芸家」だということが明らかになれば、それはそれで困ったことになりそうだ。
「教える技を盗みに来た陶芸家」に先生はちゃんと教えてくれるだろうか……。

 先日、ケータイに連絡があった。
「とてもキレイに焼きあがっています。ギャラリーのほうに展示したいんですけど、かまいませんか?」
「あ、ありがとうございます、うまく焼けたんですね」
生徒にとっては栄誉ある展示である。ちょっとこそばゆいけど、正直に言えば、けっこううれしい。
陶芸をはじめたころのワクワクした気分が戻ってくる。

というわけで、この陶芸教室が運営している日比谷のミニ・ギャラリーに
「生徒の2月度作品」として並んでいます。壷が4個ならんでいる写真の、右から2番目がそれ。
黒化粧したあと、白モクレンを描いた。

 教室には、いちおう別の名前(偽名というほどのものでは……)でかよっています。
ですからギャラリーには「やすひこ」ではなくて、
♪こんな名前で、出て〜い〜ま〜す。

★リンク>>http://tougei-club.com/gallery/2010/1002.html



明けまして、おめでとうございます。

2010年というのは、数字の並びも良くて、なんとなく良くなりそうな気がします。

さて、気分を一新して、ブログのサイトをこちらに移しました。
しばらくは、慣れないために書き込むのにも手間取りそうですが、すぐスラスラできるでしょう。

今年前半の予定。
■4月に陶芸教室を始める予定で、準備に入りました。
今の工房の一階を教室。2階を書斎と個人の作陶スペースにするつもりです。
どう改装するかの打ち合わせの最終段階に入り、今月中には改装に着手できそうです。

■5月に「プレゼンテーション+歴史上の人物」の新書が出る予定。
「これぞ、プレゼンのチカラ!」と言えるサクセスを、歴史の中に取材しました。
コミュニケーション、説得力、プレゼン、歴史、などに興味がある人にはお勧め!
ひさびさの陶芸以外の本です!

 企画から3年越しの本で、まぁ良く資料を読んだこと。
江戸初期の資料にもあたりましたが古語ではないものの、中途半端な古さが面白かった。
スラスラ読めそうになくせに、つっかえる。
英語の本にもあたったりで、合計すると自分の背の高さに近い資料を読んだのではないかしらん。
資料にあたって本を書くという経験がこれまでなかったので、それなりの難しさもあったけれど、
ああ面白かったというのが今の感想です。

自分は勉強するのがもしかしたら好きなのかもしれない。
そんなことを、初めて思った作業でありました。
前書きとあとがきを残して、ほぼ書き終わりました。

ということで、今年もよろしくお願いします!



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